[よむ/きく/みる]の記事一覧
今年4月 映画監督大林宣彦が逝去した。遺作となった「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」は、最後を飾るのにふさわしい(かどうかはわからないが 笑)、てんこ盛りの大活劇だ。何がてんこ盛りって、上映時間は計画をはるかに上回る規格[...] 続きを読む
今年4月 映画監督大林宣彦が逝去した。遺作となった「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」は、最後を飾るのにふさわしい(かどうかはわからないが 笑)、てんこ盛りの大活劇だ。何がてんこ盛りって、上映時間は計画をはるかに上回る規格[...]
爆弾と同じニトロセルロースという原料を使うフィルムが、もはや不要不急の映画制作になど使えない。映画人は映画自体の存続を憂慮する。戦争に勝つことに協力すること以外に目的をもってはならない映画、この「無法松の一生」は2回の[...] 続きを読む
爆弾と同じニトロセルロースという原料を使うフィルムが、もはや不要不急の映画制作になど使えない。映画人は映画自体の存続を憂慮する。戦争に勝つことに協力すること以外に目的をもってはならない映画、この「無法松の一生」は2回の[...]
バンドネオン奏者小松亮太の2月以来、7ヶ月ぶりのコンサート。コロナの影響で20回近いライブが中止や延期となった。一つずつ開けて席に座るようにしてあるので、満員といっても500人くらい。彼の顔には、久しぶりに演奏できる喜[...] 続きを読む
バンドネオン奏者小松亮太の2月以来、7ヶ月ぶりのコンサート。コロナの影響で20回近いライブが中止や延期となった。一つずつ開けて席に座るようにしてあるので、満員といっても500人くらい。彼の顔には、久しぶりに演奏できる喜[...]
一徹なアーティスト、そして風の詩人に遭う。 順路に沿って、田中の若き時代から晩年までの制作の軌跡を辿る。 田中信太郎 1940年生まれ 19歳で二紀展の褒賞を受けた美術界の新星 20歳で日本の反芸術運動の旗手であった[...] 続きを読む
一徹なアーティスト、そして風の詩人に遭う。 順路に沿って、田中の若き時代から晩年までの制作の軌跡を辿る。 田中信太郎 1940年生まれ 19歳で二紀展の褒賞を受けた美術界の新星 20歳で日本の反芸術運動の旗手であった[...]
隈研吾は若くしてM2ビルの設計を手がける。若干34歳。総工費25億円を新進気鋭の建築家に託すことができたのもバブル時代のなせる業だ。 「二項対立構造とポストモダニズムの両方を批判する」彼は言った。まずモダニズムの象徴で[...] 続きを読む
隈研吾は若くしてM2ビルの設計を手がける。若干34歳。総工費25億円を新進気鋭の建築家に託すことができたのもバブル時代のなせる業だ。 「二項対立構造とポストモダニズムの両方を批判する」彼は言った。まずモダニズムの象徴で[...]
真っ暗な闇の中、「美空ひばり」が目の前にいる。新曲「あれから」を唄う。(作詞:秋元 康 作曲:佐藤嘉風)この世を去って30年経って新曲をお披露目する。この展覧会の入口の特設シアターで見ることができる。 昨年末[...] 続きを読む
真っ暗な闇の中、「美空ひばり」が目の前にいる。新曲「あれから」を唄う。(作詞:秋元 康 作曲:佐藤嘉風)この世を去って30年経って新曲をお披露目する。この展覧会の入口の特設シアターで見ることができる。 昨年末[...]
ラグビーワールドカップ ただ今加熱中。 東京スタジアム(味スタ)に向う京王線。黄色と赤に彩られる。秋の紅葉の趣とは程遠い、対立するギンギラの二色黄色い軍団は、オーストラリア(ワラビーズ)そして赤はウェールズのサポーター[...] 続きを読む
ラグビーワールドカップ ただ今加熱中。 東京スタジアム(味スタ)に向う京王線。黄色と赤に彩られる。秋の紅葉の趣とは程遠い、対立するギンギラの二色黄色い軍団は、オーストラリア(ワラビーズ)そして赤はウェールズのサポーター[...]
飛鳥山にあった渋沢邸は「曖依村荘」(あいいそんそう)と名づけられ、明治12年(39歳)から渋沢家の別荘として、明治34年(61歳)から30年間は本邸として利用された。 敷地面積28000㎡という中学校程度の大きさ[...] 続きを読む
飛鳥山にあった渋沢邸は「曖依村荘」(あいいそんそう)と名づけられ、明治12年(39歳)から渋沢家の別荘として、明治34年(61歳)から30年間は本邸として利用された。 敷地面積28000㎡という中学校程度の大きさ[...]
2019年5月26日(日) 北海道上空に暖気が流れ込んだ影響で、北海道サロマで39℃、東京も最高気温32.6℃と、統計開始以来5月の最高気温の記録を更新した。初夏というより盛夏というのがふさわしい。庭先のバラの花た[...] 続きを読む
2019年5月26日(日) 北海道上空に暖気が流れ込んだ影響で、北海道サロマで39℃、東京も最高気温32.6℃と、統計開始以来5月の最高気温の記録を更新した。初夏というより盛夏というのがふさわしい。庭先のバラの花た[...]
冒険家&写真家の石川直樹氏は、3歳で生誕地渋谷区笹塚を離れ、今回の展覧会が同じ笹塚にあるオペラシティで開催されるという凱旋イベントだ。今までの写真だけでなく、彼とともに旅をしたザックやテント、細かな備品や携[...] 続きを読む
冒険家&写真家の石川直樹氏は、3歳で生誕地渋谷区笹塚を離れ、今回の展覧会が同じ笹塚にあるオペラシティで開催されるという凱旋イベントだ。今までの写真だけでなく、彼とともに旅をしたザックやテント、細かな備品や携[...]
70年代後半はけっこう面白い(?)時代だった。子供たちは、学校の先生を「センコー」と呼び捨て、明らかに敵意に満ちた眼光を注ぐ。僕たちには「せんせぃ」と、用もないのについて回り、やんちゃ坊主のかわいい笑顔をみせる。校内暴力吹き荒れ、暴走族が跋扈(ばっこ)する。 そう‥‥、いろいろ教育論は読んだ。林竹二、斎藤喜博‥‥、でも時代のズレを、理想と現実の断層を感じた。 イヴァン・イリイチの「脱学校化」に共感したのもこの頃だ。そこに「現代」「教育」を斬る一つの視点があった。 「学校って何」「学校がなかったら」そんな問いの答えを、今も追っている。 宙を舞うトンボを素手でつかまえようとする 子どものように [プロフィール詳細]