[2018年05月]の記事一覧
仕事が終わり、帰ろうと思うと卒業生が訪ねてくる。どうやら電気がついているのを見上げて足が向くようだ。わりとよくあることだが、終わる時間が夜の11時すぎなので、話し込むと《次の日》になる。彼らはこの光が丘がホームタウンだが[…] 続きを読む
仕事が終わり、帰ろうと思うと卒業生が訪ねてくる。どうやら電気がついているのを見上げて足が向くようだ。わりとよくあることだが、終わる時間が夜の11時すぎなので、話し込むと《次の日》になる。彼らはこの光が丘がホームタウンだが[…]
70年代後半はけっこう面白い(?)時代だった。子供たちは、学校の先生を「センコー」と呼び捨て、明らかに敵意に満ちた眼光を注ぐ。僕たちには「せんせぃ」と、用もないのについて回り、やんちゃ坊主のかわいい笑顔をみせる。校内暴力吹き荒れ、暴走族が跋扈(ばっこ)する。 そう‥‥、いろいろ教育論は読んだ。林竹二、斎藤喜博‥‥、でも時代のズレを、理想と現実の断層を感じた。 イヴァン・イリイチの「脱学校化」に共感したのもこの頃だ。そこに「現代」「教育」を斬る一つの視点があった。 「学校って何」「学校がなかったら」そんな問いの答えを、今も追っている。 宙を舞うトンボを素手でつかまえようとする 子どものように [プロフィール詳細]