[2000年04月]の記事一覧
大学受験浪人時代、私は中野図書館で勉強し、気分転換に(むしろ気分転換に勉強していたという方が正確だったかも知れませんが)中野駅の北口にある「クラシック」という名曲喫茶で過ごすのが日課でした。この喫茶店、戦後すぐにできた[...] 続きを読む
大学受験浪人時代、私は中野図書館で勉強し、気分転換に(むしろ気分転換に勉強していたという方が正確だったかも知れませんが)中野駅の北口にある「クラシック」という名曲喫茶で過ごすのが日課でした。この喫茶店、戦後すぐにできた[...]
70年代後半はけっこう面白い(?)時代だった。子供たちは、学校の先生を「センコー」と呼び捨て、明らかに敵意に満ちた眼光を注ぐ。僕たちには「せんせぃ」と、用もないのについて回り、やんちゃ坊主のかわいい笑顔をみせる。校内暴力吹き荒れ、暴走族が跋扈(ばっこ)する。 そう‥‥、いろいろ教育論は読んだ。林竹二、斎藤喜博‥‥、でも時代のズレを、理想と現実の断層を感じた。 イヴァン・イリイチの「脱学校化」に共感したのもこの頃だ。そこに「現代」「教育」を斬る一つの視点があった。 「学校って何」「学校がなかったら」そんな問いの答えを、今も追っている。 宙を舞うトンボを素手でつかまえようとする 子どものように [プロフィール詳細]